リモートのZabbixエージェントから、Zabbixアイテムの値を取得できるコマンド「zabbix_get」の紹介です。
zabbix_get コマンドは、ZabbixサーバのOSコンソールから、リモートのZabbixエージェントの値をコマンドラインで取得したいケースに重宝します。
インストール
CentOS 6.5 の場合、epelレポジトリから「zabbix-get」パッケージをインストールします。
zabbix_get コマンド
zabbix_getコマンドのオプション自体は多くはありません。
存在するオプションは「zabbix_get -h」コマンドで確認できますが、主に使うのは、Zabbixエージェント導入サーバを指定する「-s」オプションと、Zabbixアイテムのキーを指定する「-k」オプションになると思います。
Zabbixエージェントが導入されたサーバのIPアドレスを「192.168.0.101」とすると、Zabbixエージェント経由でhostnameを取得するコマンドは以下になります。
$ which zabbix_get /usr/bin/zabbix_get $ zabbix_get -s 192.168.0.101 -k system.hostname www01 $
上の例では、「-k」オプションにて、「Template OS Linux」テンプレートで定義されている「Host name」アイテムのキーを指定し、その値を取得(www01 がホスト名)した事になります。
もし、ホスト名を間違えたり、デフォルトポート10050 でエージェントが起動していなかったり、キー名を間違えたりした場合は、相応のエラーメッセージが表示されます。Zabbixサーバとエージェント間の導通確認などで使えると思います。