Webサイトへのアクセスパフォーマンスを測定できるサイト「WebPagetest」を使ってみました。Webサイトの問題点を可視化でき、技術的な課題と必要な対策が明確になるので、とても良いと思います。簡単なご紹介と、測定結果を記録しておきます。
機能
「WebPagetest」は、以下の機能があります。
- アクセスするロケーションは世界中で複数用意されています。(日本の場合は東京にするケースが多いと思います。)
- アクセスするブラウザを指定できます。(IE、Chrome、Firefox)
- 試験結果は、分かりやすい全体的な指標データや数値データとして表示されます。また、詳細なデータも表示する事が可能です。
試験結果として表示されるトップページ画面は以下のような感じです。
こういった結果を把握できるようになると、技術的に改善させていくポイントが明確に分かりますので、アプローチしやすくなるかと思います。
以降に、今回「www.checksite.jp」で測定してみた結果を部分抜粋で記録しておきます。
各指標のランキング
画面右上に、分析結果のサマリーランキングが表示されます。
指標は以下があります。
- First Byte Time
- 結果がAになっています。WP Super Cacheが効いているようです。ネットワーク環境も良いのかな。
- Keep-alive Enabled
- 結果がAになっています。apacheでKeepAliveを有効におり、外部のサイトも大体KeepAliveを有効にしているので、その結果だと思います。
- Compress Transfer
- www.checksite.jp で、jsファイルやcssファイルを圧縮していないので、結果がDになっています。
- Compress Images
- 詳細結果を見てみると測定していないみたいです。
- Cache static content
- これはブラウザのキャッシュの事?みたいです。詳細は「36%」でした。
- Effective use of CDN
- CDNは使っていないので。詳細結果は「54%」でした。
※リンクを辿る事によって測定結果の詳細を確認する事が出来ます。
測定時間
「First View」と「Repeat View」の2回分の測定時間が表示されます。
「Load Time」がFirstViewが5秒チョイ、RepeatViewが4秒チョイでした。遅い気がします。
Content Breakdown
コンテンツのリクエスト数とBytesが円グラフで表示されます。
自分のサイトのコンテンツ状況をあらためて確認できるのも良いです。jsファイルの割合が多い事が新発見でした。オレンジ色の部分が該当しますが、Requestsが36%、Bytesが48.5%もありました。
この結果を踏まえて、どのように改善していくかを今後考えていきたいと思います。
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