Nagiosで、Ping(ICMP)がFireWallでブロックされているホストを監視する場合、Nagiosの「Host Status」がDOWNになってしまいます。
監視対象のHTTPサービスやSSHサービスは問題ないにも関わらず、DOWN表示されるのは意図に反するので、UPとして表示される方法を探しました。check_dummy を利用する方法が紹介されていたので、その設定を実施しました。備忘録も兼ねて記録しておきます。
commands.cfg の編集
/usr/local/nagios/etc/objects/commands.cfg に以下の設定を追加しました。
# 'check-dummy' command definition define command{ command_name check-dummy command_line $USER1$/check_dummy 0 }
check_dummy の引数「0」は「OK」を表すステータスとなります。
Pingが通らないホスト用cfgファイルの編集
Ping(ICMP)がFireWallでブロックされているホスト用のcfgファイルにて、以下の通り、check_command 設定を追加しました。
define host{ use linux-server ; Name of host template to use host_name (ホスト名) alias (エイリアス名) address (割愛) check_command check-dummy ; Not Ping }
以上で、ホスト用cfgファイルの変更は完了です。
Nagiosの再起動
以下のとおり、nagios.cfgをチェックして問題がない事を確認した後に、Nagiosを再起動します。
# /usr/local/nagios/bin/nagios -v /usr/local/nagios/etc/nagios.cfg # service nagios restart
以上で、Ping(ICMP)がFireWallでブロックされているホストでも、Nagiosの「Host Status」がUPで表示されるようになりました。
使わせていただきました。レンタルサーバーのほうに無料の監視を頼んでいるのですが、やっぱりサービスくらい社内のnagiosで監視したいと思い参考にさせていただきました。