CentOS に Redis(インメモリKVS)をインストールしたので、基本的な情報のみとなりますが手順を記載しています。
Category Archives: システム基盤技術
列指向データベース Infobright のセットアップ方法
データウェアハウスなどの分析用DBとして利用される、列指向データベース「Infobright」を使ってみたので、記録しておきます。 Continue reading
時系列ログをfluentdからMongoDBとElasticSearchに取り込む方法
apacheアクセスログなどの時系列ログを、fluentd(td-agent)からMongoDB(ドキュメント指向データベース)とElasticSearch(検索エンジン)に取り込み、確認する方法を記載しています。
apache稼働サーバ(192.168.1.10)と、MongoDBとElasticSearch稼働サーバ(192.168.1.20)は、別サーバとしています。
Chef(knife-solo)でリモートサーバを管理する方法
Chef(knife-solo)を使うと、作業端末から、リモートサーバの構成管理をする事が可能になります。
リモートサーバにログインせずに、作業端末からリモートサーバに対して、様々な作業や状態確認が出来るようになります。たとえば、以下の図のような感じです。
このページでは、Chef作業端末からリモートサーバの管理をする方法を記載しています。
なお、リモートサーバを管理する内容としては、今回はシンプルに、リモートサーバのiptablesサービスを起動した状態にするレシピにしています。 Continue reading
NATされたVyattaからAmazon VPCに接続する方法
PPPoE接続しているルータの配下にある、プライベートIPアドレスを持ったVyattaから、Amazon VPCへVPN接続してみました。
簡単な構成図は以下のようになります。
その設定内容を記載しています。運用していく為には、細かな微修正は必要になると思いますが、取りあえずの接続の部分となります。
利用したVyattaは「Vyatta Core 6.6 R1」です。 Continue reading
VMware上で、Vyatta Core 6.6 R1 を初期設定する方法
Vyattaはオープンソースの仮想ルータで、Vyatta Core は無償で利用できます。
VMware ESXi 5.1 上で、Vyatta Core 6.6 R1 の初期セットアップをする方法を記載しています。
内容は、Vyatta用の仮想マシン作成から、SSH接続あたりまでとなります。
1.仮想マシンの作成
Vyatta用に仮想マシンを作成します。
今回利用したVyattaイメージは「vyatta-livecd_VC6.6R1_amd64.iso」です。
- 「仮想マシンのバージョン」は「8」にします。
- ゲストOSは、Linuxを選択し、「Debian GNU/Linux 6 (64bit)」を選択します。
- NICは2つ選択します。それぞれ用意しているネットワークに設定します。
- CPUは1個、メモリは1GB、ディスクは1GBにしました。
2.Vyattaインストール
Vyattaイメージをマウントし、作成した仮想マシンを起動すると、最初のVyatta画面が表示されます。
Enterを押下し、vyatta のログイン認証が求められますので、デフォルトで用意されているアカウント「vyatta」、パスワード「vyatta」でログインします。
ログイン後、仮想マシンにVyattaをインストールする為に「$ install system」コマンドを投入すると、インストールプログラムが走ります。
質問形式となっていますが、ほぼほぼデフォルト通りで問題ないと思います。
インストールは、以下が表示されて終了します。
Setting up grub : OK Done! vyatta@vyatta:~$
この段階で初期設定が入っていますが、まだIPアドレス設定などは行われていません。
一旦、再起動します。
$ reboot
再起動後、引き続きコンソール接続から、IPアドレス設定を行います。
設定作業をするときは「configure」モードになって、「set」コマンドで設定していきます。
$ configure # set interfaces ethernet eth0 address 192.168.1.10/24 # set service ssh listen-address 192.168.1.10 # commit
取り急ぎ、上記のように、IPアドレス設定(環境にあったIPアドレスをご利用ください)と、SSHログイン設定を行ってから「commit」します。
これで、SSHでログインして作業を進める事が出来るようになります。
3.Vyatta 残りの基本設定
SSHでログインできるようになりましたので、TTSSHで残りの基本設定を進めます。(何が基本設定なのかは環境によって異なりますので、あしからず。)
先ほど eth0(192.168.1.10/24)を設定しましたが、以下では eth1(192.168.2.10/24)を設定し、ゲートウェイ等を設定しています。
$ configure # set interfaces ethernet eth1 address 192.168.2.10/24 # set system gateway-address 192.168.1.1 # set system host-name vyatta-fanbright # set system name-server 192.168.1.1 # set system time-zone Asia/Tokyo # commit # save
time-zone設定で「Asia/Tokyo」を設定すると、日本の時刻になります。
二つのネットワーク(192.168.1.0/24、192.168.2.0/24)にある別のマシンに対して、Ping導通が出来ている事が確認できる事を確認します。
以上で、Vyattaの基本設定は終了です。