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クラウドサービス選定前に知っておきたいポイント

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現在、仮想化技術は日々進歩しており、利用企業の中でも様々なシステムで導入されています。また、サービスプロパイダ各社からは様々な「クラウドサービス」が展開されており、企業システムの基盤として用いられるケースも一般的になっています。

企業インフラは「どのように作るか」という時代から「いかに外部サービスを賢く使うか」にシフトしてきている状態です。それに伴い、外部サービスに対する正しい理解や使いこなす能力などが必要になっています。

ここでは、クラウドサービスの表面的なところになりますが、クラウドサービスを選定する際に事前に認識しておきたいポイントについて記載したいと思います。

クラウドサービスの種類

代表的な3種類はIaas、Saas、Paasになると思います。(最近はDaasも勢いがあると思います。)

Iaas Infrastructure as a Service Amazon EC2, etc…
Saas Software as a Service Google Apps , Salesforce CRM, etc…
Paas Platform as a Service Google App Engine , Windows Azure, etc…
Haas Hardware as a Service Iaasと同類

※ これらの総称が「Xaas」

 

その他、クラウドを表現する上で、以下のような種別もあります。

◆環境の専有に関する種別

  1. Publicクラウド
  2. Privateクラウド(自社DC内のシステム設備を指す場合もあれば、プロパイダ内の自社専用システム基盤を指す場合もある)
  3. Hybridクラウド(PublicとPrivateの連携パターン)
◆より分かりやすい提供サービス名での種別
  1. クラウドストレージサービス(DropBoxやGoogle Drive等)
  2. 仮想デスクトップサービス(Daasとも呼ぶ。GMOクラウド等)

クラウドサービスの特徴

クラウドサービスの特徴は、以下になると思います。

  1. 短納期でのデリバリー
  2. 使った分だけの課金(ユーティリティコンピューティング)
  3. 耐障害性に優れたシステム構成を容易に組む事が出来る

その他、様々なキーワードがあります。

クラウドサービスの導入を検討する際には、コスト削減やビジネス機会の最大化などの期待効果を一番の念頭に置きながら、各社のクラウドサービスを比較していく事になるかと思います。各社のクラウドサービスの種別(役割分担等に影響)や、実際に見積もった際の利用料金感、運用を開始した後の注意点なども十分検討して、サービスを選択すると良いと思います。

 

クラウドサービスの別の側面

クラウドサービスは、仮想化の技術を上手に使って、顧客ニーズ(料金や可用性等)に合った素晴らしいサービス形態ですが、クラウドサービス特有の問題点もあります。
◆予算化しにくい
サービスによっては時間単位や従量での課金される場合も多く、クラウドサービスのメリットとなっていますが、事前にきっちりと費用を見込んでおく事が難しくなる場合もあります。トラフィック量で課金される場合は、かなり精度の高い予測をしない限り、必要になるコストはブレる事になります。

◆システム構成上で問題となる場合がある
サービス提供事業者側は、仮想化技術を用いる事でスケールメリットを享受する事になりますが、サービス提供インフラの設計次第で思わぬ障害が発生するケースも出てきています。I/Oやトラフィックが集中するストレージ周りで障害が発生し、その事業者のクラウドサービス全体に影響し、サービスが停止してしまった例もあります。
このような障害は利用者側としては予測しようもなく、クラウドサービスを避ける理由にもならないと思います。
ですが、利用者側としては、サービス事業者を複数使い、システムの耐障害性を高めるなどの自助努力を行うなどの対策を講じる事によって、サービス事業者側にて障害が発生した際にも自身のサービス利用基盤に対する影響度を減らす事は出来ます。(予算が許せば、という対策例ですが。)

最後に

クラウドサービスが盛り上がってくると、利用者側に関連してくる影響度はもちろん大きいですが、システムインテグレータなどのベンダー側に関連する影響度も大きくなってくると思います。顧客に対して、個別にシステムを組んできた今までのやり方が通じなくなってくる場面も想定される為です。

利用者のみならず、ベンダー側にも事業のシフトチェンジが必要になってきています。まずは、クラウドサービスについて理解していく必要があると思いますので、本ページが一助となれば幸いです。

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